東京電力福島第1原発事故で双葉町から避難する前田淳さん(40)が、いわき市南部の岩間海岸近くに無店舗のサーフィン塾「CAN DO」を開設し、客足が遠のいた福島の海を楽しむ人を増やそうと奮闘している。開業2年半で徐々に評判が高まり、昨秋からは地元住民が開いた宿泊施設を拠点に、地域のにぎわい再生にも貢献している。【乾達】
広々とした砂浜が約1キロ続き、サーファーに「ウエストコースト」の通称で知られる岩間海岸。8月の週末、前田さんはインターネットを見て県内外から参加した生徒に「水が集まってくるところを見て」などとアドバイスを与えて海に送り出した。時には自らサーフボードに乗り、立て続けに波をとらえて手本も見せた。中級者以上の技術指導ができる国際サーフィン連盟のコーチ資格を持つのは県内で唯一といい、「知識を与えるより、…
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