英総選挙、実施は不透明「3分の2」賛成 高いハードル

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英下院の勢力図
英下院の勢力図

 英下院で欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」を阻む法案が成立する道筋が開かれ、合意なき離脱を選択肢とするジョンソン英首相には痛手となった。ジョンソン氏は総選挙実施で状況打開を狙うが、下院(定数650)の3分の2以上の賛成が必要な前倒し選挙に持ち込めるかは見通せない。英政界の混迷は深まるばかりだ。

 8月28日に発表した議会の一時閉会という強硬策に続き、総選挙実施の意向を明言したジョンソン氏。攻めの姿勢の背景には、高い支持率がある。

 与党・保守党は離脱問題をまとめられないメイ前首相の指導力への不満から、支持率が急落。5月初旬の地方選や下旬の欧州議会選で大敗した。だが「離脱協定によろうと、合意なき離脱だろうと、10月31日(の離脱期限)に離脱する」と繰り返し明言するジョンソン氏が首相となってから支持率は一気に回復。調査会社ユーガブと英紙タイムズの9月2、3両日の調査では、次期総選挙の投票先として保守党がトップで35%となり、最…

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