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認知症患者に安楽死は認められるのか オランダで初の刑事事件に

オランダで安楽死合法化から初めて医師が刑事責任を問われた公判が開かれたハーグの法廷=AP

 オランダで、認知症が進行した患者に十分な意思確認をせず安楽死させたとして医師(68)が起訴された。2002年に安楽死の実施を認める法律が施行されてから、安楽死に関わった医師が刑事責任を問われる初めてのケースという。検察は、認知症患者の安楽死はどのような場合に認められるのかを「明確化」する事件と位置付け、公判では医師への求刑を避けた。

 検察の発表文によると、被告の医師は16年4月22日、ハーグにある高齢者福祉施設で、74歳の女性を安楽死させた。重い認知症を患っていた女性は症状が悪化する前、医療施設に入るほどに病状が重くなり、自ら「その時」が訪れたと判断した場合に安楽死を望むという事前指示書に署名していた。

 当日、医師は本人に知らせることなく鎮静剤を入れたコーヒーを飲ませ、その後に生命を終えるための薬剤を投与した。地元メディアによると、患者は致死薬を投与する前に目覚め、立ち会った家族が体を押さえたとも報じられている。

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八田浩輔

ブリュッセル支局 2004年入社。京都支局、科学環境部、外信部などを経て16年春から現職。欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当している。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(毎日新聞社)。Twitter:@kskhatta

八田浩輔

2004年入社。京都支局、科学環境部、外信部などを経て16年春から現職。欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当している。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(毎日新聞社)。

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