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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『麺の科学』山田昌治・著

◆『麺の科学 粉が生み出す豊かな食感・香り・うまみ』山田昌治・著(講談社ブルーバックス/税別1000円)

 我ながら、うどんにうるさくない女、だと思う。あちこちの地域のうどんを虚心坦懐に受け入れられる自信がある。きりっと締まった佇(たたず)まいを愛(め)でる讃岐うどん。ふわふわ、といえるほど軟らかな伊勢うどん。箸の長さの3分の1を覆うほどの幅の太さが当たり前の、群馬のおっきりこみ。どれも好きだ。とはいえ、幼時に心に刻み込まれたうどんの思い出がないからかもしれないと気付く。私の生まれ育った栃木県南は蕎麦(そば)優勢の土地柄で、うどんだけを出す店は存在しなかったし、実家で盛んに食べた記憶もなく、うどんについては空白のまま育ってきてしまった。うちの地元のうどんはこういうスタイルだと意気軒高に語る人に出会ったのは、地元を離れ…

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