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メディア時評

「類型化」に批判的な視点も=秦美香子・花園大准教授

 毎日新聞の8月6日朝刊には、ゴルフの全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手について紹介する記事が複数掲載されていた。インタビューの中で「(女子力は)上がってません」という言葉が紹介されていたことに、(悪い意味での)懐かしさを覚えた。女性が「本来は私的領域に属する存在」であることを前提にしてしまい、女性の政治家などについて、その本業以上に「母親」や「妻」としての一面に注目して報道するメディアの問題は、過去何十年にもわたりジェンダー研究者たちが繰り返し指摘してきたはずだ。なぜ、偉業を成し遂げたスポーツ選手をこのように扱うのか。

 同じ日の社会面も「日向子スマイルの源」という主見出しに、「駄菓子」「父の教え」というキーワードが入ったサブ見出しが目に付く形で配置され、「プレー中もぐもぐ」という見出しまで添えられていた。まるで、どこかのお宅の幼いお子さんのことのようだ。若い女性を軽んじる視線を感じずにいられない。むろん、渋野選手に向けられたこれらの語彙(ごい)は、さまざまなメディアで作り出され、ブームのように語られた凡庸なもの…

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