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経済観測

心痛む過剰サービス=東洋大学国際学部教授・横江公美

 今夏の甲子園も例に漏れず、勝敗に加えて、連投が続く高校球児への負担も気になる話題だった。最近の高校野球では、投手の将来を考え、連投を良しとしない考えがようやく定着しつつあるが、短期決戦だからこそ、勝負とのせめぎ合いで悩む指導者と高校生によるドラマが生まれる。

 一方、さまざまな仕事では継続がより重要で、そのためには無理をしてはならない。しかし日本ではサービスという労働が不当に安く扱われ、無理が生じているのではないかと思う。客として温かいサービスはありがたいが、そこまでしてもらうのは悪い、体を壊すことにつながりやしないか、と心配になるのだ。

 例えばタクシーだ。初乗りが410円のタクシーの運転手が、ホテルで重そうな荷物を二つも三つも後部トランクに積んでいる姿を見ると心が痛む。せめて行き先が長距離であってほしいと思ってしまう。米国でタクシーを利用する際には、荷台を使う荷物一つずつに料金が発生し、チップも上乗せすればそれだけで初乗りぐらいの値段になるので幾分気は楽だ。

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