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Stand・by・you!そばにいるよ

相模原市の障害者施設で元職員が入所者ら46人を殺傷する事件が起き、障害者は不幸だと決めつけるような容疑者の供述が社会に衝撃を与えました。それでも福祉や介護、医療などの現場では、共生を願い、誇りとやりがいを持って当事者のそばに寄り添う人たちがいます。「Stand by you! そばにいるよ」では、これからを担う世代の奮闘を紹介していきます。

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精神疾患の家族会代表・加藤枝里さん

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精神疾患の家族会代表 加藤枝里さん
精神疾患の家族会代表 加藤枝里さん

前向きに親と共に生きるきっかけに 加藤枝里(えり)さん(28)

 精神疾患のある親の元で育った人が参加する家族会「ひとりやないで!」を結成して6年目。代表として、月1回の定例会の開催を呼び掛け、精神保健福祉士の立場で参加者の相談にも応じている。

 「お母さんは統合失調症なんだ」。小学校入学前、父から母の病気について打ち明けられた。体調がすぐれない母の代わりに父と家事を分担したが、次第に母の症状は悪化し、言動に対する不安や戸惑い、いらだちが募っていった。

 当時から家族会のような組織はあったが、参加者は病気の子を抱えた「親」ばかり。「秘めているだけで、精神疾患の親と生活している人はもっといるはず」と思うと同時に、統合失調症そのものへの関心が芽生えた。病気への理解が進むと、母が抱える悩みや不安にも自然と寄り添えるようになった。

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