バイオベンチャーが京阪神に集結 共同研究の活発化で夢の新薬誕生に期待
毎日新聞
2019/9/5 17:30(最終更新 9/5 17:30)
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最先端の医薬品開発を進めるバイオベンチャーや新たな医療機器開発を手掛ける企業の活動が京阪神で活発化している。京都大iPS細胞研究所などiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った再生医療をリードする研究機関や大手製薬会社が集積し、医療分野の研究やビジネスが活発な土地柄。研究機関と企業の共同研究が活発なことも背景にあり、有望な新薬誕生に向けた期待も高まっている。【工藤昭久、宇都宮裕一、杉山雄飛】
真新しい工場建屋に足を踏み入れると、金属製の配管が縦横無尽にひしめき合っていた。化学プラントさながらのこの設備から生み出されるのは、「夢の新薬」と評される「特殊ペプチド医薬品」の原料だ。5階建ての工場には広々とした研究スペースも併設。専用機器が複数導入され、医薬品原料の大量生産に向けた技術の改良試験が行われる。
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