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データ社会考~米国の現場から

巨大IT企業への逆風が、お膝元の米国で強まっている。大きなきっかけとなったのが、世界最大の交流サイト、フェイスブック(FB)で昨年発覚した個人情報流出問題だった。FBの利用者離れや巨大IT企業に対する当局の規制強化、それでも社会全体で加速するビッグデータ活用の流れなど、揺れるデータ社会の現状を米国から報告する。

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データ社会考~米国の現場から

重要だが人権侵害の懸念も 「機械学習」適切な取り扱いを エリック・シーゲル氏

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インタビューに応じるエリック・シーゲル氏=米ネバダ州ラスベガスで2019年6月、横山三加子撮影
インタビューに応じるエリック・シーゲル氏=米ネバダ州ラスベガスで2019年6月、横山三加子撮影

 巨大IT企業などが膨大な個人情報を活用して生み出したインターネット上のサービスは、私たちの生活を飛躍的に便利にした。一方で、大規模な情報流出、投稿やデータの分析が差別を助長しかねない現状など、数々の問題も浮上している。データ社会は今後どうあるべきか、米国の2人の専門家に聞いた。1人目は「予測分析」の第一人者のエリック・シーゲル元コロンビア大教授(50)。【聞き手・横山三加子/外信部】

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