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北海道胆振(いぶり)東部地震で、一時はついえそうになった夢に挑戦する女性がいる。福岡県出身の竹内瑞穂さん(45)。地震後に厚真町で始めた震災ボランティアが縁で、後継者を探していた地元の老舗「押見旅館」を引き継いだ。地震から1年を迎える9月末には旅館の食堂を活用し、念願だった学習塾を開く。
町の中心部にある「Dino(ディノ)旅館」。当地で約40年営業してきた押見旅館を改装し、今年6月にオープンした。復興作業に関わる工事関係者に加え、オーストラリアや台湾など道内外の観光客が相手だ。
竹内さんは京都の大学を卒業後、国内各地で警備員や新聞配達などさまざまな仕事に就いた。たまたま立ち寄った北海道が気に入り、15年前に京極町に家を見つけて移住。大学で教育学を学んだ経験を生かして学習塾を開いた。
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