ドーン、傾きながら走る車両 猛煙と炎 先頭車両の男性語る 京急事故

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トラックと衝突し、脱線した京急電鉄の先頭車両=横浜市神奈川区の京急電鉄神奈川新町駅近くで2019年9月5日午後2時29分、手塚耕一郎撮影
トラックと衝突し、脱線した京急電鉄の先頭車両=横浜市神奈川区の京急電鉄神奈川新町駅近くで2019年9月5日午後2時29分、手塚耕一郎撮影

 5日午前11時40分ごろ、横浜市神奈川区の京急電鉄神奈川新町―仲木戸駅間の踏切で下り快速特急(8両)とトラックが衝突し、複数の車両が脱線した。

 衝突した京急の1両目の真ん中付近の窓際に座っていた会社員の松尾直幸さん(40)=マレーシア在住=が5日午後、事故の状況を話した。

 衝突直前、警笛が約10秒にわたって鳴り響いた。松尾さんが顔を上げると、立っていた先頭付近の乗客が一斉に進行方向と逆向きに走ってきた。

 「ナイフを持った人でもいるのか」。手元のノートパソコンを反射的に閉じた瞬間、ドーンという大きな衝撃があった。「5人くらいが体の上に倒れてきた」。斜めに傾きながら走り続ける車両の窓からは炎が見えた。

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