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映画「タロウのバカ」の一場面

 少年タロウ(YOSHI)は思春期だが、戸籍がなく学校に行ったこともない。高校生のエージ(菅田将暉)、スギオ(仲野太賀)とつるみ、目的もなくだだっ広い河川敷や空き地のある町を遊びまわっていた。ある日、3人は半グレの吉岡(奥野瑛太)を襲いカバンを奪うが、その中に一丁の拳銃を見つける。エージとタロウはこれで怖いものはない、とはしゃぐが、吉岡とその仲間から報復を受ける。

 露悪的でやたら怒鳴りまくる3人の言動に、最初は不快感が走った。瞬間瞬間を生きているだけで、途方もない。カメラが捉えるのは、学校や家庭、社会からはじき出され居場所をなくした者ばかり。エネルギーのやり場を求めてさまよう3人の姿は、規範や効率に縛られ、異物を排除する現実社会を浮き立たせる。タロウらは、ゴツゴツと暴走する生の実感を怒りとともにこれでもかとまき散らす。タロウの言葉にならない叫びを私たちはど…

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