安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は5日の首脳会談で、北方領土問題を含む平和条約締結交渉について「交渉継続」で一致したものの、大きな進展はなかった。暗礁に乗り上げた交渉について新たな目標期限を設定できず、日本側が目指した「仕切り直し」には至らなかった。首脳間の信頼関係を北方領土問題の解決につなげる戦略には限界が見え隠れし、首相が目指す自民党総裁任期(2021年9月まで)の条約締結は遠のいている。【ウラジオストク鈴木一生、大前仁】
「ゴールまで、2人の力で駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」。首脳会談後に開かれた「東方経済フォーラム」の全体会合。インドのモディ首相やマレーシアのマハティール首相らが同席する中、首相はプーチン氏に平和条約締結を呼びかけた。
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