日本一犬に優しい街へ 倉吉にドッグラン整備 「八犬伝」ファン呼び込みも /鳥取

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道の駅「犬挟」に整備が進められているドッグラン=鳥取県倉吉市関金町山口で、園部仁史撮影
道の駅「犬挟」に整備が進められているドッグラン=鳥取県倉吉市関金町山口で、園部仁史撮影

 「犬ばさり」で「犬ばしり」を――。倉吉市は同市・関金町の道の駅「犬挟(いぬばさり)」の敷地内に、飼い犬が自由に走り回ることができるドッグランを整備する計画を進めている。開業予定は10月中旬。同市は今なお人気が高い江戸後期の名作「南総里見八犬伝」(曲亭馬琴(きょくていばきん)作)のモデル、里見忠義が余生を過ごした場所とされ、観光客人気も当て込んでいる。【園部仁史】

 忠義は安土桃山~江戸時代初期ごろの安房(あわ)(現在の千葉県南部)の館山藩主。倉吉市中心部にある「大岳院」には忠義と忠臣8人の墓の他、犬8匹の石像も飾られている。小説「八犬伝」は今もアニメやゲームのモチーフとして人気が高くファンも多い。市イメージキャラクター「くらすけくん」は、八犬士に憧れるビーグルという設定で、白壁土蔵の着ぐるみを付けている。

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