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養老孟司・評 『大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件』=カーク・ウォレス・ジョンソン著、矢野真千子・訳

 (化学同人・3024円)

 十六文字も漢字が並んだ表題は珍しい。博物館から珍鳥の標本が盗まれるという、珍しい事件にふさわしいというべきか。原題は単純に「羽毛泥棒」である。

 二〇〇九年六月、ロンドン郊外トリングにある大英自然史博物館の分館から、二九九体の鳥の標本が盗まれた。犯人はアメリカ生まれ、ロンドン王立音楽院でフルートを学ぶ学生、エドウィン・リストである。まだ二十歳になっていなかったはずである。

 著者はこの事件に強い関心を抱いた。米軍撤退後のイラクで、米国に移住や亡命を希望する人たちの世話をする仕事に疲れて、フライ・フィッシング、つまり渓流釣りを始めたからである。釣りはストレスの解消に非常に良かった。その時のガイドから毛針のことを学んだ。

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