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渡辺保・評 『夢見鳥』=中村吉右衛門・著

 (日本経済新聞出版社・2484円)

伝統を現代に生かす芸の秘密

 歌舞伎の時代物の名手中村吉右衛門の自伝と芸談。題名の「夢見鳥(ゆめみどり)」は蝶(ちょう)の異称で、吉右衛門の定紋「揚羽蝶」に因(ちな)んだものだろう。

 戦後の名優初代吉右衛門には男の子がなく一人娘正子が八代目松本幸四郎と結婚する時の初代の条件は、息子が二人出来たらば、一人目は松本家の嗣子に、二人目は俺の養子にというものだった。その二人目が今日の二代目吉右衛門である。

 伝統的な社会にはよくある話だが、初代が歌舞伎界を代表する名優だっただけに、二代目には想像を絶する重…

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