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アートの扉

小早川秋聲 国之楯 改作された「軍神」像

 闇の中、あおむけに横たわる旧日本軍将校の遺体。顔は寄せ書きが入った日の丸で覆われ、どっしりと重量感がある体には軍刀が添えられている。頭の後ろに薄く光の輪が見え、大画面の迫力と相まって荘厳な効果を生んでいる。

 作者の日本画家、小早川秋聲は1931年に満州事変が起きると従軍画家として戦地へ赴いた。当時40代半ば、前年に帝展無鑑査になった実力派。以後、45年の終戦まで中国や東南アジア各地に派遣され、兵士の姿や軍隊生活などをモチーフに戦争画を多く描いた。

 代表的な本作は数奇な変遷をたどった。天皇に見せるため陸軍省の依頼で制作したものの、完成後に受け取り…

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