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日本で6年ぶりに開かれた「アフリカ開発会議(TICAD)」の直前、初めてアフリカを訪れた。行き先はエジプト。地理的にも歴史的にも欧州に近く、「それなりの都市だろう」というイメージだったが、実際は、自らの不勉強を反省することになった。
近郊を含め人口約2000万人の首都カイロですら、街はゴミだらけ、車は車線も交通ルールも無視。街を離れれば人々の足はロバ。水を運ぶおけを頭に乗せた女性や子どもの姿も少なくなかった。
その中、「日本が大好き」という日本語ガイドのハゼムさんに出会った。「なぜ好きに?」と聞くと意外な答え。「日本はたくさん救急車を贈ってくれた。それがエジプト人の命を救ってくれた」。調べると、日本は1988年から救急車を贈るなど、救急医療整備を支援してきたと知った。
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