連載

特集ワイド

「人だかりがする」ニュースを目指して、読み応え十分の記事をラインアップ。

連載一覧

特集ワイド

政治的意見にバッシング、なぜ? 大切なのは「寛容さ」 俳優・東ちづるさん

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
東ちづるさん=長谷川直亮撮影
東ちづるさん=長谷川直亮撮影

 はつらつとしたイメージがある俳優の東ちづるさんは、社会の空気に違和感を抱いている。平和や政治についてツイッターに書き込むと「反日」などと中傷されることがしばしばだからだ。なぜ、芸能界は政治的な意見を発信するとバッシングされるのか。その背景を東さんと一緒に考えた。【江畑佳明】

中傷する人も排除せず 「人ごと」でなく自ら考える

 東さんは常に抱いていたモヤモヤした感覚を聴衆に打ち明けた。言い換えれば「社会の息苦しさ」なのかもしれない。広島市で7月27日に開かれた国際平和シンポジウムの対談の席上だった。同じ広島県出身の映画監督、大林宣彦さんを前にこう訴えた。「戦争や平和の話を東京ですると『まじめ』『怖い』と言われるんです」

 大林監督は「日常的に話せるようにしましょうよ。戦争を知る世代と知らない世代との対話が今とても大事なんです」と応じた。

この記事は有料記事です。

残り2656文字(全文3026文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集