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このごろ通信

「耳のための劇」に浸る 青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)

 作曲家・ピアニストの高橋悠治さんは、最初に詩人になりたいと思ったというだけあって、言葉を伴う作品に名作が多い。「カ・ミ・サ・マ」で始まる「パレスチナの子どもの神さまへのてがみ」、矢川澄子さんの詩による「だるまさん千字文」、猫と少年の不思議な交歓を扱った「長谷川四郎の猫の歌」。

 その高橋さんがドビュッシーの歌曲集「叙情的散文」の「花たち」を詳細に分析した論考があり、「きっかけの音楽」(みすず書房)に収録されている。

 ドビュッシーは印象派の絵画と結びつけて語られることが多いが、実は若いころから象徴派の詩人たちの仲間うちにいた。マラルメによる「牧神の午後への前奏曲」やピエール・ルイスによる「ビリティスの歌」は、彼らとの交流から生まれた。

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