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井上大仁 分かれ道は恩師の激怒 小さな挫折、努力で乗り越え

アジア大会で1位でフィニッシュする井上大仁(手前)=インドネシア・ジャカルタで2018年8月25日、徳野仁子撮影

 「一番強いのは誰かと聞かれたら自分だと言う。そこを引いたらダメ」。先月21日、長崎市内で行われた記者会見で、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)、前日本記録保持者の設楽悠太(Honda)らライバルへの強烈な対抗心を示した。

 その芯の強さの原点は、地元・長崎の鎮西学院高時代にある。1年の秋、思うように走れず「足が張った」などと言い訳を繰り返した。すると、入江初舟監督の雷が落ちた。「言い訳チャンピオン」。恩師の激怒は後にも先にも、その一度だけだった。

 「本当にそこが分かれ道だった。それからは何が駄目か考え、負けた時は自分が弱かったと考え、次は勝つと思って取り組めた」。陸上への真摯(しんし)な姿勢が身についた。

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