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漆黒を照らす

漆黒を照らす/83 卑劣行為許さぬ行動を 日韓対立で広がる反感 /大阪

安倍晋三首相(左)と韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領=大阪市中央区で2019年6月28日(代表撮影)

 「今、韓国に行っても大丈夫?」。仕事で頻繁にソウルを訪れるので、毎日のように、そう聞かれるようになった。逆に韓国の知人からは、「日本はたいそうな嫌韓ムードだそうだけど行っても大丈夫?」と尋ねられる。日韓の外交、通商の対立は、市民の中に不安と、そして反感を生む事態に至っている。

 最近、とても気になる事件が立て続けに起こった。8月末、東京の韓国大使館に銃弾のようなものが入った封筒が送りつけられた。同封された脅迫文には「我々はライフルを持っていて、あらゆる角度から狙撃する」「韓国人は出て行け」などと書かれていたという。また9月1日には、韓国大使館の前に設置されたポストを壊したとして右翼団体幹部の男が現行犯逮捕されている。どちらも実に幼稚でひきょうな犯罪行為だ。ごく一部の偏執的で非常識な人間の犯行だ、と多くの人は考えるかもしれない。だが、今、この極端な行動が現れたことの根っこに、反韓感情の広がりがあるのは間違いないだろう。

 韓国政府関係者に問い合わせてみた。「大使館や領事館にかかってくる匿名の抗議電話が8月に入ってからかなり増えました。ニュースを見て腹が立ったと言う方が多い。酔っぱらって電話してくる人もいます」とのことだった。

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