東京パラへ、ベラルーシ車いすフェンシングチーム　田川事前合宿が決定　協定調印　／福岡

「選手と交流、子供に夢」

　２０２０年東京パラリンピックに向けて、田川市と県は９日、市総合体育館を拠点に合宿中のベラルーシ車いすフェンシングチームと事前キャンプ実施の協定を結んだ。市が県の支援を受けて練習施設や宿泊、通訳などの費用を負担する一方で、同チームは地元との交流に努める。【峰下喜之】

　市役所であった調印式で、二場公人市長と小川洋知事、同国パラリンピック委員会のニコライ・シュデイコ事務局長が協定書に調印。３者は「東京２０２０大会で選手が最高の成果が出せるよう、事前キャンプに関する課題に一致団結して取り組み、共同で解決に努める」と定めた。

　田川市にとって事前キャンプの正式決定は、ドイツの車いすフェンシングチームに続き２カ国目。委員会は３月、自国チームの練習相手確保などを目的に独チームと合同でキャンプできるように市と仮調印をして条件を詰めていた。