首相、「6派支持」重視 内閣改造・党人事 安定図り留任続出

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 安倍晋三首相(自民党総裁)は8日、東京都内の私邸で麻生太郎副総理兼財務相と約1時間半にわたって2人きりで会談した。11日の内閣改造・党役員人事や政権運営を協議したとみられる。首相は今回の改造で、麻生氏や二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長らの主流6派閥の領袖(りょうしゅう)や幹部級を軒並み留任・横滑りさせる判断を下した。石破派以外の6派に支えられる政権基盤の「安定」を重視した。【飼手勇介、竹内望】

 麻生氏と首相の信頼関係は深くて長い。2006年からの第1次安倍内閣で麻生氏を外相、幹事長に起用。12年9月の総裁選では麻生氏の支援を受けて総裁に返り咲いた。衆院解散や内閣改造などの節目で、これまでも2人で会談を重ねてきた。

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