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トランプ米大統領は7日、アフガニスタンの旧支配勢力タリバンとの和平協議の中止をツイッターで表明した。中止の理由として、米兵が殺害されたタリバンによるテロ攻撃を挙げた。8日にワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドにタリバン幹部とアフガンのガニ大統領を招き、個別に会談する予定だったが「キャンセルした」ことも暴露。「米国史上最長」とされる18年に及ぶアフガン戦争の終結につながる歴史的合意は水泡に帰した。【ワシントン高本耕太】
約1年にわたり交渉を進めてきた米国とタリバンはこれまで、タリバンがアフガン国内でのテロ組織の活動を許さないことと引き換えに、米軍など外国部隊が完全撤収する枠組みで基本合意。今月2日には米政府のハリルザド・アフガン和平担当特別代表が、合意文書の草案がまとまり、アフガン駐留米軍約1万4000人のうち5000人が合意締結から135日間で撤収することを明らかにした。後はトランプ氏の最終承認を待つばかりだ…
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