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福島第1原発の処理水「放出しかない」原田環境相が発言

閣議に向かう原田義昭環境相=首相官邸で2019年9月10日午前9時57分、川田雅浩撮影

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 廃炉作業中の福島第1原発で貯蔵タンクにたまり続けている汚染処理水について、原田義昭環境相は10日午前の閣議後記者会見で「思い切って放出して希釈するほかに選択肢はない」と発言した。海洋放出案には地元の漁業関係者が反対しているほか、韓国が懸念を示している。

 原田環境相は内閣改造を前に、昨年10月の就任以降を振り返る中で、福島第1原発に言及した。「多少、所管を外れる」と断った上で、海洋放出は原子力規制委員長も安全性、科学性からすれば大丈夫だと指摘していると述べた。一方で「海洋放出によって起こる風評被害や漁業者の皆さんの苦労に対しては、国を挙げて努力することが極めて大切だ」と話した。

 東電は処理水の貯蔵タンクが2022年夏ごろに満杯になるとの見通しを明らかにしている。政府の有識者会議は処理水について、海洋放出や長期保管などを含めて処分案を検討しており、政府としての方針は決まっていない。原田環境相は韓国など海外からの懸念に関して「いろいろ意見が出ると思うが、誠意を尽くして説明することが何よりも大切だ」と語った。

 原田環境相の発言を巡って菅義偉官房長官は10日午後の記者会見で「今後、政府としてしっかり検討すべきだと発言した上で、個人的な意見として述べたと承知している」と話した。【大場あい】

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