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「オタクの力で佐賀を活性化」無料ガイド発行 アニメ聖地、グッズショップ、飲食店など紹介

「サガ オタク ガイドブック」を手にする承山海里社長=佐賀市で2019年6月28日午後6時40分、池田美欧撮影

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 県内を舞台にしたテレビアニメが相次いでヒットした佐賀県のポップカルチャーを紹介する無料の冊子「SAGA OTAKU GUIDEBOOK」(サガ オタク ガイドブック)が発行された。アニメの舞台となった「聖地」だけでなく、アニメファン向けのグッズショップや飲食店など幅広く網羅。主要駅などに置いており、製作者は「オタクの力で佐賀を活性化させたい」と意気込む。

 佐賀を舞台にしたアニメは、2016年にテレビで放映されたフィギュアスケートがテーマの「ユーリ!!!on ICE」がヒット。主人公の実家やトレーニング場所のモデルとなった唐津市の温泉施設や唐津城などに多くのファンが訪れた。

 18年には、ゾンビになった少女たちが佐賀を救うためにご当地アイドルとして活躍するアニメ「ゾンビランドサガ」が大ヒットした。主人公たちの住まいのモデルとなった唐津市歴史民俗資料館(旧三菱合資会社唐津支店本館)のほか、ライブ会場となった県立佐賀城本丸歴史館(佐賀市)や嬉野市の温泉街、鹿島市の干潟の運動会「鹿島ガタリンピック」など、県内各地が舞台となり、「聖地」を一目見ようとファンが集まった。

 このブームを地域活性化のチャンスととらえ、若者をターゲットにしたガイドブックの発行を思いついたのが、地元でアニメ制作やイベントなどを手がける「神風プロダクション」(佐賀市)の承山海里(しょうやまかいり)社長(37)だ。12年発表の電通調査では、15~39歳で「自分をオタクと思う」「他人からオタクだと言われる」人は約4割に上った。承山社長は「若い人に佐賀の魅力を訴えるにはどうすればいいか考えたら、答えはオタクだった」と話す。

 ただ、アニメの舞台を巡る「聖地巡礼」は放映後の一過性のブームに終わりがち。そこで「聖地」だけでなく、県内に元々あるポップカルチャーの拠点も発掘し、紹介することにした。

 6月に発行したガイドブックは、「ショップ」「イベント」「飲食」「聖地」の四つに分類。コミックやフィギュアなどのグッズがそろうショップ▽アニメソングを楽しめる「アニソンバー」▽ご当地アイドルが出演するイベント広場▽コスプレでの撮影を楽しめるスタジオ――など計25カ所を取り上げた。承山社長は「ポップカルチャーは人を呼ぶ力を持っており、佐賀の魅力を広めていきたい」と話す。

 ガイドブックはJR佐賀駅や唐津駅などの県内主要駅の観光案内所や、九州各地の「アニメイト」、東京、大阪のアニメショップなどで入手できる。9月に英語版、12月には中国語と韓国語版も発行予定。問い合わせは神風プロダクション(0952・65・1073)。【池田美欧】

「ゾンビランドサガ」ラッピング列車も人気

 佐賀県内を走るJR唐津線の西唐津―佐賀、筑肥線の唐津―伊万里では10月まで、人気アニメ「ゾンビランドサガ」と佐賀・唐津のコラボ企画としてラッピング列車が運行されている。運行期間中はアニメに登場した各市でオリジナルコースター付きご当地フードやコラボ商品の販売もあり、県内各地で「聖地巡礼」が楽しめる。

 「ゾンビランドサガ」はゾンビになった7人の少女らが佐賀を救うアイドルを目指す物語。7月26日から運行が始まったラッピング列車は1両で、アイドルプロデューサー巽幸太郎、アイドルグループ「フランシュシュ」7人、警察官A、ゾンビィ犬ロメロを車体に新たに書き下ろした。

 作品に登場した佐賀、唐津、伊万里、嬉野、鹿島市では期間中、オリジナルコースターの特典付きで「唐津バーガー」「シシリアンライス」などのご当地フードが味わえる。また、登場人物たちの住まいのモデルとなり、現在は休館中の唐津市歴史民俗資料館が9月15日と10月20日の午前9時~午後4時に特別開館する。【原田哲郎】

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