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東京パラリンピックまで1年 東京都盲人福祉協会会長・笹川吉彦さんと会場周辺を歩く

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東京国際フォーラムで点字ブロックを確認しながら歩く笹川吉彦さん=東京都千代田区で2019年8月21日午後1時37分、藤井達也撮影
東京国際フォーラムで点字ブロックを確認しながら歩く笹川吉彦さん=東京都千代田区で2019年8月21日午後1時37分、藤井達也撮影

バリアフリー設備は必要だが… 手助けできる心、育てて

 東京パラリンピックまで1年を切った。共生社会を実現する契機とされるが、バリアフリーは進んでいるのか。東京都盲人福祉協会(都盲協)の会長、笹川吉彦さん(85)と競技会場の周辺を歩き、確かめた。【鈴木梢】

 東京五輪・パラリンピックの話題は増えてきたが、視覚障害がある笹川さんは釈然としていない。「チケットが発売されているのに、購入方法について説明する点字も音声案内のCDもない。どの会場でどんな競技が行われるか分からないので、周りの視覚障害者からパラリンピックの話題は上がりません。公式ホームページを開けば読み上げ機能があるといいますが、パソコンを日常的に使う視覚障害者は3割ぐらいしかいない」。誰のための大会なのか――。そんな疑問が拭えずにいる。

 障害者が安全に大会を楽しめる環境を整えるため、笹川さんは競技会場へのアクセスや会場内での情報提供について運営側に助言してきた。そこで実際に使い勝手を確かめるため、パワーリフティングの会場になる東京国際フォーラム(東京都千代田区)を介助者と一緒に訪れた。

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