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私だけの東京・2020に語り継ぐ

著名人へのインタビューを通じて、東京の魅力を再発見します。

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私だけの東京・2020に語り継ぐ

モデル・女優、知花くららさん 四谷から全てが始まった

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知花くららさん
知花くららさん

 那覇育ちなので、首都である東京って、何でもある街というイメージでした。モノもそうだし、人との出会いも。仕事だって東京に行けば何でもあると思っていたので、東京の大学に進学するのは自然な選択でした。

 東京に来て衝撃だったのは沖縄には走っていない電車の存在です。大学受験の時、父と一緒に駅のホームで待っていると、入ってきた電車が満員で、次が3分後だというので待っていると、次も混んでいる。こりゃだめだと。すし詰め状態の隙間(すきま)に入っていくじゃないですか。父が壁になって娘を守ってくれた? いや、父は私より小さいので人混みに紛れて見えなくなっちゃいました。

 春になり、アパートのある三鷹から大学のある四谷に通いました。でも電車の乗り方のルールを知らず、始発電車が来たのでさっと乗ると、突然おじさんから「後ろに並べ!」と罵声を浴びせられ、振り返ると、2列で並んでいました。あっそうか、みんな順番を待っているんだと。定期券を初めて買ったのもJR四ツ谷駅です。実は定期券の存在を知らなくて、友達に教えられるまで約1カ月間、普通に切符を買っていました。

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