メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「ビジョン示して」「生活に目を」「司令塔に」 被災地から田中復興相へ 内閣改造

復興相に就任が内定し、首相官邸に入る田中和徳氏=首相官邸で2019年9月11日午後1時32分、長谷川直亮撮影

[PR]

 11日に第4次安倍再改造内閣が発足した。現場からは、注文や期待、不安の声が上がった。

 東日本大震災の復興が遅れる中、11日に地震から8年半を迎えた被災地からは、復興相に就任した田中和徳氏(70)への要望が聞かれた。

 岩手県釜石市鵜住居町でパン屋を経営する沢口和彦さん(53)は現在も仮設住宅で暮らす。店は国の補助金で再建したが、昨春から返済が始まった。津波で流された自宅のローンとも重なる。「被災地の苦境をつぶさに見てほしい。人口減少で商売が立ち行かなくなる寸前の商工業者に、将来のビジョンを示して」と注文した。

 被災地でも最大規模の宮城県石巻市の災害公営住宅団地に1人で暮らす女性(84)は「被災者の生活に目を向けてほしい」と要望した。玄関前の廊下は水はけが悪く、この日も水たまりができていた。歴代の復興相は近くの集会所を訪れたが、身近な困り事を気に掛けてくれた実感はないという。女性は「もう行き場所がないから文句も言えないが、困っている被災者がいる」と訴えた。

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が今春一部で解除された福島県大熊町の元職員で、同県いわき市に避難中の横山常光さん(66)は「(衆院神奈川10区選出の)田中さんはよく知らないが、なぜ復興庁ができたのかという原点に立ち返り、原子力災害からの復旧復興に尽力してほしい。他の大臣も動かす司令塔の役割を」と結果を求めた。【中尾卓英、百武信幸、乾達】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 市販薬乱用の10代が急増 危険ドラッグ取り締まり強化の影響か

  2. 通電火災? 千葉で相次ぐ 停電中はブレーカーを落として

  3. 女子1位の前田穂南、20キロ過ぎから独走し、ニューヒロインが誕生

  4. 半グレ、石垣島に進出 繁華街で悪質客引き、店舗を脅迫「つぶすってことだよね」  /沖縄

  5. ORICON NEWS 山口真帆、卒業後初TVでマカオ旅を満喫 タイプの男性は「自分に厳しく頑張ってる人」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです