熱帯夜続く中「体力の限界」 千葉停電 福祉、医療施設に深刻な影響

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 台風15号の通過後も真夏日の中で停電や断水が続く千葉県では、福祉、医療施設を中心に影響が深刻さを増している。強風による送電設備の損傷は大きく、東京電力は11日、同県で約39万戸が停電のままで、全面復旧はずれ込んで13日以降になると発表。住民は「早く元の生活に戻りたい」と、不安といらだちを募らせた。

 停電が3日間続く千葉県茂原市の特別養護老人ホーム「真名実恵園(まんなじっけいえん)」。「入所者も職員も体力の限界だ」。伊藤利彦副施設長(52)はため息をついた。

 熱帯夜が続く中、窓を全開にして自家発電装置で扇風機を動かし、籠もる熱を逃がす。扇風機は6台しかなく50人の入所者の大半を居室からホールに移した。だるさを訴えたり熱が出たりする入所者もいる。鮮魚店から板氷を調達して砕き、ビニール袋に入れ入所者の体に当てて冷やす。

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