メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「どんな服を着ていても性的合意ではありません」フラワーデモに伊藤詩織さん参加

[PR]

「どんな服を着ていてもそれは性的合意ではない」とスピーチするジャーナリストの伊藤詩織さん(左から2人目)=東京都千代田区で2019年9月11日午後7時30分、塩田彩撮影

 東京都千代田区のJR東京駅前で11日、性暴力への抗議と性暴力被害者への連帯を掲げた「フラワーデモ」が開かれ、実名で性被害を公表したジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が「どんな服を着ていてもどんな場所にいても、それは性的合意ではありません」と訴えた。【塩田彩/統合デジタル取材センター】

JR東京駅前で開かれたフラワーデモ=東京都千代田区で2019年9月11日午後7時13分、塩田彩撮影

フラワーデモで話すのは初めて

 伊藤さんがフラワーデモに参加したのは2回目だが、スピーチは今回が初めて。この日は被害に遭った時に着ていたという白いロングカーディガンに黒いブラウス、黒いズボン姿で参加した。集まった約200人を前に「(被害に遭うと)どこに行っていたの? 何を着ていたの? そんな質問が繰り返し被害者に向けられてきました。私自身もこの服を今日まで着なかったのは、そんな自分を責める言葉がどこかにあったから。でも今日からは、何を着ていても、どんな格好でも、それは性的合意ではないと言いたい。その意識を一緒にシェアしたくて今日ここに立ちました」とスピーチした。

ハッシュタグ「#私がそれを着たいから」

 伊藤さんは、この日の服の写真をツイッターの自分のアカウントに「#私がそれを着たいから」というハッシュタグを付けて投稿したいと表明。「どんな状況に置かれても、同意がなければ合意ではないという意識を広げたい。日本の今の法律では、どれくらい抵抗したかを証明できなければ、被害を認めてもらえない。刑法改正に向けて、社会の温度を少しでも上げて、安心して声を上げられる環境を皆さんと作っていきたい」と語った。

 伊藤さんは2015年4月にTBSのワシントン支局長だった元記者に性的暴行を受けたとして17年、実名で被害を公表。性暴力事件の捜査や被害者支援の課題を訴えてきた。元記者は不起訴処分となり、現在は民事訴訟で係争中だ。

「世界のどこにもない温かいデモ」

 フラワーデモは、今年3月に相次いだ性暴力事件の無罪判決が契機となって始まった。4月以降、毎月11日に全国各地で同時開催され、参加者が花を持ち寄り、「#MeToo」や「#WithYou」のプラカードを掲げて、被害体験を語り合う場となっている。

 伊藤さんは集会後、フラワーデモについて「日本ではデモをすること自体がすごく少ないが、こんなふうに平和で温かくて、公共の場で安心して声を上げられる場所が作られている。世界のどこを探してもないような新しい形のデモだと思う」と語った。

 また、被害体験を語ることができない人に向けて「被害の痛みはその人自身が一番よく分かっている。向き合い方も人それぞれで、必ず話さなければならないというわけではない。でも、もし話をしてくれたら、私たちはいつでもそばにいる。それを伝えるのがこのフラワーデモだと思います」と話した。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. タイキシャトルのたてがみ切られる「見学のお客さん信頼していたのに残念」

  2. ORICON NEWS 木村拓哉、埼玉のソウルフードを堪能「幅あるよ」

  3. 金哲彦のレース展望・解説 “MVP”前田穂南は五輪メダル級の力 男子「4強」は冷静さ欠く

  4. 男子27位、ぼうぜん井上大仁 アジア大会「金」、暑さに強いはずがまさかの最下位 MGC

  5. 北村地方創生相 ダム建設「誰かが犠牲に、という積極的なボランティア精神で」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです