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ラインブレーク

ラグビーでは相手の防御ラインを突破することを「ラインブレーク」と呼ぶ。9月20日開幕のW杯日本大会に向け、壁を突き破り新たな領域に踏み出す鍵を考える。第1部「ジャパンの足跡」では、過去のW杯について当時の選手が振り返る。

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ラインブレーク

ラグビーW杯日本大会 第6部 ジャパンのライバル/3 サモア(世界ランク16位)

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フィジー戦でタックルを受けながらも前進するサモア選手。フィジカルの強さは侮れない=・藤井達也撮影
フィジー戦でタックルを受けながらも前進するサモア選手。フィジカルの強さは侮れない=・藤井達也撮影

巧みなパスで波状攻撃 サモア 第3戦・10月5日 愛知・豊田スタジアム

 南太平洋にある人口約20万人の島国は、伝統的に身体能力の高さに定評がある。「個」の強さを前面に出したラグビーが特徴のサモア。「芸術的」とも言える数珠つなぎのパスで一気にインゴールへと持ち込む波状攻撃は、迫力がある。

 ワールドカップ(W杯)で過去2度の8強入りを果たしたが、前回の2015年イングランド大会は1次リーグで日本に5―26で敗れるなど、1勝3敗だった。ただし、日本が完敗したスコットランドには33―36と接戦を演じており、やはり潜在能力は高い。懸案は組織力や規律に欠ける点だ。イライラが募ると強引なプレーで反則をとられ、ピンチを招いてしまう。

 7~8月の国際大会「パシフィック・ネーションズカップ(PNC)」では、成長の跡を見せた。初戦でトンガに25―17で勝利。続く米国には10―13、最終戦のフィジーにも3―10と惜敗したものの、粘り強い組織防御は機能していた。

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