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日本国憲法は2022年5月3日、施行から75年を迎えました。改憲手続きや、内容を巡る議論を追います。

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憲法改正推進本部長に「与野党協調路線」細田氏再任へ

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自民党の細田博之氏=東京都千代田区の自民党本部で2018年3月22日、川田雅浩撮影
自民党の細田博之氏=東京都千代田区の自民党本部で2018年3月22日、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相(自民党総裁)は12日、党憲法改正推進本部長に細田博之元同本部長(75)を再登板させる意向を固めた。森英介衆院憲法審査会長(71)は交代させ、後任に佐藤勉元党国対委員長(67)を充てる。細田氏は、憲法への自衛隊明記など党の改憲4項目をまとめた際の本部長で、改憲議論では与野党の「協調路線」を取っていた。佐藤氏も党国対委員長を務めた経歴から野党にもパイプがあり、野党側の反発で停滞する改憲議論の進展を図る狙いがある。

 細田氏は首相の出身派閥・細田派の会長で、官房長官や党幹事長などを歴任。2017年11月~18年10月に同本部長を務めた。細田氏は当初、再登板に難色を示したが、首相は細田氏の手腕を高く評価。12日に細田氏に直接就任を要請したとみられる。細田派ベテランは「首相に押し切られたのだろう」と推測する。

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