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ヒロシマを生きて

ヒロシマを生きて 被爆記者の回想/53 証言者/3 平和願う心 次世代へ /広島

広島市「体験伝承者」を養成

 広島市長の委嘱を受けて修学旅行団体などに被爆体験を話す証言者は2019年8月現在で38人。第39回で紹介した広島市南区の新井俊一郎さん(元中国放送報道部長)もその1人だ。

 証言は平和記念公園内の原爆資料館や追悼平和祈念館の会議室で行われることが多い。証言が終わると児童・生徒代表が立って、お礼を述べる。だがある日、新井さんの前に進み出た男児は「僕は……、僕は……」と言ったきり、言葉を続けることができなかった。新井さんは肩を抱いて「言葉が出ないのは、私の話を真剣に聞いてくれたからだね。ありがとう」と、逆にお礼を言ったそうだ。

 新井さんは広島高等師範学校付属中(現・広島大付属中・高)の1年生として、現在の東広島市に農村動員さ…

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