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茶寿108歳 人生、涙と笑顔あり 富田林市最高齢・谷本喜美代さん 夫亡くし工場経営、後年は詩吟に全力 /大阪

詩吟をうたう108歳の谷本喜美代さん。俳画にも長年親しみ、俳句や草花の絵を日めくりに書き留める=大阪府富田林市内で、松浦吉剛撮影

 明治生まれの富田林市喜志、谷本喜美代さんは今年、満108歳となり、市内最高齢だ。半世紀以上指導してきた詩吟を「茶寿」を迎えた今もたしなむ。敬老の日を前に、戦中戦後の歩みや「メリハリが大事」という暮らしぶりを聞いた。【松浦吉剛】

 島根県・隠岐島の出身で、19歳の時、大阪市西区九条で鉄工所を営む同郷の夫と結婚した。日中戦争で夫は出征し、戦後間もなく病死した。苦難に負けず、子供5人を育てながら工場を切り盛り。融資を求めた銀行で見くびられ、「もう頼みません」と退出した時も。学徒動員で工場に配置された少年らが戦後も勤め、支えてくれた。

 戦時中の写真を見返し「敵を倒せと竹やりを削って。考えたらおかしいね。戦争なんていいことあらへん」とつぶやいた。空襲下に鉄板を重ねた防空壕(ごう)で震えた。爆撃機の飛来するごう音が耳から離れない。

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