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高齢入所者が熱中症 搬送先も停電…守れなかった命 千葉・君津の施設 

台風15号の影響による停電が続く住宅街(手前)。中央上はJR君津駅=千葉県君津市で2019年9月11日午後6時18分、本社ヘリから小川昌宏撮影

 千葉県内の高齢者施設は13日現在も50施設で停電、28施設で断水が続いた。各施設は自家発電装置や電源車を頼りに命を守るが、12日に熱中症の症状で死亡した女性(82)が入所していた君津市の特別養護老人ホーム「夢の郷」の天笠(あまがさ)寛理事長は「一刻も早く電気を」と訴えている。

 天笠理事長は14日に毎日新聞の取材に応じ、女性が亡くなるまでの状況を説明した。

 11日午前9時5分、要介護度5で車椅子を利用していた女性は朝食をとらず38・8度の高熱が出たため、施設は救急車を要請。施設の看護師も付き添って乗り込んだ。救急車から市内の病院など5カ所に受け入れを求めたが、いずれも停電などのため断られた。救急車は約40分間、施設に止まったままだった。

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