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今週の本棚

池内紀 川本三郎・選

 <1>カフカの生涯(池内紀著/白水Uブックス/1728円)

 <2>罪と罰の彼岸【新版】 打ち負かされた者の克服の試み(ジャン・アメリー著、池内紀訳/みすず書房/3996円)

 <3>記憶の海辺 一つの同時代史(池内紀著/青土社/2592円)

 八月末に亡くなられたドイツ文学者の池内紀さんは勤勉な方で翻訳の他に、文学、旅、書評など実に多岐にわたって多くの本を出された。

 その豊かな仕事の中心にあったのはチェコ生まれのカフカの翻訳だろう。東大教授を辞めたあと、カフカの小説をひとりで全部翻訳された(白水社)。そのあとに書かれたのが<1>。通常の評伝の書き方と違って、カフカを主人公にした物語の趣がある。池内さんの文章は人柄と同じように飄逸(ひょういつ)軽妙な良さがあったが、本書でも、大上段に振りかぶった論より、カフカの散歩好き、映画好き、そして手紙好き(とくに恋人への…

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