メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

仕事の現場

バイオリニスト 前橋汀子さん 芸術は永く人生は短し

=横浜市西区のみなとみらいホールで

 「バイオリニストの旧約聖書」とも呼ばれるバッハの「無伴奏ソナタとパルティータ」全曲を、30年ぶりに録音した。前回も名盤と絶賛されたが「当時まだ45歳。全身全霊をかけたものの、未熟でした。その後、古楽器奏法を学び、室内楽に力を入れるうちに、楽譜から全く新しいメッセージが見えてきたのです」。

 CD発売を機に、3都市で演奏会も企画した。8月末の皮切りに選んだのは、17歳でソ連(現ロシア)へと船出した横浜のみなとみらいホール。熱意が通じて「鉄のカーテン」が開き、日本の少女が国立音楽院に迎えられたのだ。人々は芸術への渇望を糧に、つましくとも豊かに暮らしていた。「音楽的には黄金時代。あの渇望感が私の中にもまだ残っていて、乏しい才能を補ってくれているのだと思います」

 一時帰国の後は米国、そしてスイスで学び続けた。地球上のどこにいても、座標軸はバッハ。「世界観が大き…

この記事は有料記事です。

残り778文字(全文1159文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. セクシーの意味は「魅力的」と政府答弁書 直近5年で閣僚発言なし 小泉氏発言

  2. 「声をかける暇もなかった」遺体発見 なぜ…悔やむ生存者 福島・本宮

  3. 路上生活者の避難拒否 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家「究極の差別だ」

  4. ラグビーW杯観戦後、酔って警備員の顔殴った容疑 電通新聞局長を逮捕 容疑を否認

  5. 即位の儀の恩赦60万人規模に 対象限定「復権」のみ実施

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです