「水のようになれ」香港デモ持続の背景にブルース・リー格言

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警察当局による不許可措置にもかかわらず行進するデモ参加者ら=香港中心部で15日、ロイター
警察当局による不許可措置にもかかわらず行進するデモ参加者ら=香港中心部で15日、ロイター

 香港で続く政府への抗議デモは16日で本格化から100日を迎えた。運動が持続する背景は何か。その鍵の一つは、デモ隊を支える二つのスローガン――「Be water(水のようになれ)」「各自の努力で山を登ろう」――にありそうだ。

 「Be water」は香港出身のアクション映画俳優、ブルース・リーが語った格言だ。臨機応変に対処することの大切さを説いた。一連のデモに明確なリーダーはいないとされ、組織系統もはっきりしない。運動方針やデモの開催場所などは、機密性の高い携帯電話用の通信アプリ「テレグラム」などの中の議論で意見が自然に集約される形で決まっていく。デモに参加してきた男性(22)は「特定のリーダーがいるよりも、かえって状況の変化に対し柔軟で効果的に対応できる」と言う。

 実際にデモ隊は、奔流のように幹線道路を一気に埋めたかと思うと、警官隊が駆けつければ雲散霧消し、地下鉄で移動して別の場所に現れる。まさに神出鬼没だ。欧米メディアなどは一連のデモを「水の革命」と呼ぶ。

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