サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が14日に無人機(ドローン)攻撃を受けた事件で、アブドルアジズ・エネルギー相は同日、石油生産の一部を中断したと発表した。停止した量は約570万バレルに及び、サウジの日量生産能力の約50%に当たるという。サウジ当局は早期に復旧できるとしているが、再開が遅れた場合、世界の原油市場に影響が出る可能性もある。
事件では、サウジの隣国イエメンの親イラン武装組織フーシが傘下のテレビ局を通じ「サウジの製油所を標的とし、無人機10機で大規模な作戦を実施した」と「犯行声明」を出した。フーシの石油施設攻撃による被害としては、過去最大級。国営サウジ通信によると、攻撃されたのは東部アブカイクとクライスの施設2カ所で、火災はほぼ鎮火した。負傷者はいない模様だ。
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