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学校とわたし

自然が先生、水彩画に出合う=俳優・榎木孝明さん

記者の質問に答える俳優の榎木孝明さん=東京都渋谷区で

 高校は地元の県立校に通いました。共学なのに男女別クラス。通学で乗るディーゼルカーも別車両。先輩は上下関係に大変厳しく、「お前、女と一緒に歩いていなかったか」と理不尽に殴られたこともありました。何時代の話だと思われるかもしれませんが、場所柄、古い男女観が残っていたんでしょう。

 小学校の頃から絵が好きで、教科書が真っ黒になるほど余白に飛行機や人の似顔絵などを描きました。高校は美術部でしたが、バスケットボール部も掛け持ちしました。運動系以外は軟弱と見る風潮があり、「俺はバスケもやってんだぜ」とカムフラージュする必要があったんです。そんな環境に育ったので女性に対して奥手でした。好きな子を遠目で眺めるだけで告白できないまま卒業しました。数年後、同窓会でその子に「実はあの頃、君が好きだった」と打ち明けたら「私も好きでした」。すごく後悔しました。

 今も続けている水彩画に目覚めたのは中学生の頃。私の故郷はとても自然豊かで、私にとって自然が最高の先生でした。家から見える山の景色一つ取っても四季や一日の時間帯によってこんなに変わるんだと早くから認識していて、「この風景を絵にしたい」と思いました。18歳で上京しましたが、東京は色味のない世界に見えました。落ち込むと、電車で山梨や長野の山々をよく見に行ったものです。

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