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ミシェル・オバマの生き方に共感広がる 回顧録「マイ・ストーリー」が全世界で1000万部突破

ミシェル・オバマ著、長尾莉紗・柴田さとみ訳「マイ・ストーリー」(集英社・2300円<税別>)

 全世界で1000万部を突破、大ヒットを記録している前アメリカ大統領夫人、ミシェル・オバマの回顧録「BECOMING」。その翻訳書「マイ・ストーリー」(長尾莉紗・柴田さとみ訳、集英社)が日本でも刊行され、彼女の生き方に共感が広がっている。仕事、結婚、不妊、育児、夫との考え方の違い……。女性がライフサイクルでぶつかる壁という壁にぶつかり、悩みもがく様子が率直に語られている。彼女の理想とはかけ離れた次期大統領の誕生、その怒りや不安をつづった最終章は読みごたえ十分だ。【出水奈美】 

 「私は、いつの間にか普通でない旅に出ることになった、いたって普通の人間だ。そんな私が自らの経験を語ることで、他の人も自分の経験を語って意見を発信し、誰がどんな理由でそこにいるのかが伝わっていく可能性が広がればいいと思う」。ミシェルは回顧録を世に出した狙いをこうつづっている。

 「ホワイトハウスに留(とど)まった、歴代初めての黒人家族」であるオバマ家の妻、ミシェルは1964年生まれ。2009年から17年までアメリカのファーストレディーだった。プリンストン大学とハーバード大学法科大学院を出て、弁護士として働いていたシカゴの法律事務所で夫バラクと出会う。完璧なキャリアを持つイメージが一般的だ。一方で、「体の不自由な父親のもとに生まれ、狭苦しい家に暮らし、お金もなく、荒廃しは…

この記事は有料記事です。

残り2004文字(全文2582文字)

出水奈美

大阪学芸部では、音楽や宝塚歌劇団を担当。学生新聞編集部を経て、現在は東京学芸部。

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