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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『働くわたし』本の雑誌編集部/編

◆『働くわたし』本の雑誌編集部/編(本の雑誌社/税別1500円)

 働く「わたし」はすべて女性。年の頃は20代から80代まで、14人への聞き書き集である。

 めくっていて、自分と近しい感覚を持って、仕事の手応えを得ている人の言葉を見つけた。出版物の校閲を生業(なりわい)としている人の言。「水の中に潜って両手両足を広げて全身で不純物(誤植など)を浚っていくようなイメージで集中しています。その時間に充実を感じています」

 そういう共感とはまた別のところで、なぜか目をとめ、噛(か)みしめたくなる言葉もある。家業の継承にまつわるものだ。山梨『五味醤油』を6代目の兄と一緒に切り盛りしている娘さんは、職住一致の家で育った子供時代を振り返る。「自分の家を鍵で開けたことがなかったですね。実家の1階は店舗なので誰かが必ず家にいるんです。『ただいま』って毎日誰かに挨拶して帰っていました。そういうことが鬱陶しかったんですけど、大人…

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