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こころの天気図

酷暑が心身の健康に害=東京大教授、精神科医 佐々木司

 今年の夏も、暑さでグッタリだったという人は少なくないだろう。私の外来を受診されている方たちも同様で、症状が悪くなったのか暑さで具合が悪いのか、サッパリ分からないということもあった。

 毎年この暑さでは我慢の限界と思い、気候変動を専門に研究している友人に「この暑さ、どうにかならないの?」と聞いたら、「化石燃料を燃やしてCO2(二酸化炭素)を大量に出し続けたので、今さらどうにもならない」と、すげない返事だった。産業革命以来、石炭や石油を燃やしてCO2が増え続けた以上、簡単には涼しくならない。今後も燃やし続ければさらに温暖化が進み、夏はもっと暑くなるとの話だった。

 この地球温暖化は健康にも大きな害をもたらすことが、これまで多くの研究で示されている。最近では、精神的健康への被害も注目されている。一つは、暑さそのものの影響だ。誰もが経験しているように、暑過ぎれば夜も眠れないし疲弊する。仕事や勉強の能率もがくんと落ちる。イライラして怒りっぽくもなる。

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