メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

LGBT理解促進施設「プライドハウス東京」 ラグビーW杯に合わせ初開設

プライドハウス東京2019のオープンイメージ=プライドハウス東京のウェブサイトから

[PR]

 大型スポーツ大会の際にLGBTなど性的少数者に対する理解促進を目指す施設「プライドハウス東京2019」が9月20日~11月4日、ラグビー・ワールドカップ2019日本大会に合わせて東京都渋谷区に開設される。プライドハウス東京の松中権(ごん)代表(43)によると日本初で、ラグビーW杯での設置も初めて。松中さんは「スポーツ選手も含め、さまざまな人に足を運んでもらえればうれしい」と話している。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

プライドハウス東京コンソーシアムの松中権代表=プライドハウス東京のウェブサイトから

 プライドハウスは2010年バンクーバー冬季五輪で、性的少数者に関する理解を広める情報発信、当事者や支援者の選手、観戦客などが安心して過ごせる空間の提供を目的に地元NPO(非営利組織)が初めて開いた。その後、12年ロンドン五輪・パラリンピックなど大型国際スポーツ大会にあわせて設置されるようになった。

 松中さんによると、今回は各種団体や個人、企業などが主体となり、日本ラグビーフットボール協会や15カ国・地域の大使館も後援する。来年の東京五輪・パラリンピックでも予定し、常設化も計画中だ。

 19日にはプライドハウス東京と日本ラグビーフットボール選手会、東京マラソン財団がそれぞれ協定書に調印し、LGBT差別撤廃に向けた協力などを宣言する。20日のオープニングにはニュージーランドの元ラグビー女子選手で現国会議員のルイザ・ウォールさんが参加する。レズビアンを公表しているウォールさんは13年に成立した同性愛合法化法案を提出するなど同国での性的少数者支援政策を先導している。

プライドハウス東京2019にメッセージを寄せた国際的に著名なラグビー審判のナイジェル・オーウェンスさん=プライドハウス東京のウェブサイトから

 20日のW杯開幕戦・日本対ロシア戦で主審を務めるゲイ当事者のナイジェル・オーウェンス氏も、同施設でのトークイベントに参加する方向で調整中だという。

 この他、日本のLGBTの現状や歴史に関する動画や、アスリートからの応援メッセージを展示、LGBTとスポーツに関する冊子を配布する。LGBTに関するカナダ、オランダ、ドイツ、イスラエル、スウェーデン、デンマーク、米国の絵本も紹介する予定だ。よい作品は今後、翻訳することも検討しているという。

 協賛企業の施設で教師向けワークショップや、子どもの貧困、不登校、外国ルーツの子どもなどに関するイベントも企画中。松中さんは「20年に向け、性的少数者に関する問題の重要性に理解を示してくれる方が少しずつ増えている」と話している。

 プライドハウス東京2019の主会場はコミュニティースペース「subaCO(スバコ)」(東京都渋谷区神宮前6の31の21)。午後1~6時。火曜日が定休。

和田浩明

1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 気象庁、台風19号を命名へ 42年ぶり

  2. 平均39.2%、最高53.7% ラグビーW杯日本戦 関東地区視聴率で今年1位

  3. 「こんなこと想像も」停電、断水のタワマン疲れ果て 武蔵小杉ルポ

  4. 「声をかける暇もなかった」遺体発見 なぜ…悔やむ生存者 福島・本宮

  5. 大会期間中に天然芝全面張り替え 福岡のスタジアム 激しいプレーで想定以上に傷み

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです