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日本文化をハザマで考える

第11回 面白い日本文学の形態が新聞の1面下に

 日本ならではの俳句や短歌に興味を持つ外国人は少なくない。私は、正岡子規や萩原朔太郎のような詩人のことは尊敬する。ただ、実を言うと、俳句や短歌ほど短い詩にはさほど興味はない。

 短編も含め日本語の小説は大好きだが、それが特に重要な意味で他の国の小説と違っているとは思わない。随筆でさえも、筆にまかせて心の赴くままに自由に書く、日本固有のものだと思われているようだが、実際は英語で書かれたものと違わない。

 私が非常に面白いと思う日本文学の形態がある。それは、日本の新聞の1面(フロントページ)の下に載っているコラムだ。毎日新聞の「余録」や朝日新聞の「天声人語」である。

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ダミアン・フラナガン

ダミアン・フラナガン(Damian Flanagan) 1969年英国生まれ。作家・評論家。ケンブリッジ大在学中の89~90年、東京と京都に留学。93~99年に神戸大で研究活動。日本文学の修士課程、博士課程を経て、2000年に博士号取得。現在、兵庫県西宮市とマンチェスターに住まいを持って著作活動している。著書に「世界文学のスーパースター夏目漱石」。

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