連載
相模原市の障害者施設で元職員が入所者ら46人を殺傷する事件が起き、障害者は不幸だと決めつけるような容疑者の供述が社会に衝撃を与えました。それでも福祉や介護、医療などの現場では、共生を願い、誇りとやりがいを持って当事者のそばに寄り添う人たちがいます。「Stand by you! そばにいるよ」では、これからを担う世代の奮闘を紹介していきます。
子どもたちの第二の家に 「共食」で孤立防ぐ・桂信二さん(22)
毎日新聞
2019/9/19 東京朝刊
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洋菓子職人をしていた郷里の広島から上京し約1年半、いろいろな経験をした。
自分の視野を広げようと、起業や社会活動を支援する「Rスタートアップスタジオ」(東京都港区)を訪ね、そのメンバーとして広告や営業の仕事に従事。住む場所が決まるまで、オフィスに泊まり込んだ。今春、「居場所がない子どもをゼロにする」を理念に掲げた一般社団法人「クックキッズ」を自ら設立し、これまで都内でイベントを3回開いた。
「気弱そうだった最初の頃から顔つきが変わり、頼もしくなった」と同スタジオ代表の生原(いくはら)雄大さんは目を細める。
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