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坂村健の目

災害対策としてのデータ公開

 今回の台風では、公共交通と電力についての再開見通しの甘さが混乱に拍車をかけたという指摘が多い。

 しかし交通と電力等インフラ系企業は日本の中でも特に保守的――突貫精神で甘い発表をするのとは正反対の人の集まりだ。さらに現場にも全国の電力技術者が協力で入り、できる限りの復旧努力を行っている。

 だから皆が復旧予定を信じたし、テレビで「絵になる」大きな水害も土砂崩れの報道もなく、行政やマスコミだけでなく我々皆が――いわば甘く考えていた。それがズルズルと復旧が遅れ大問題となった。さらに、携帯電話をはじめとする通信の途絶長期化も想定外。

 電力の早期復旧は現場に素早く人員が行ける交通網が鍵。交通の素早い復旧には電力。通信の再開にも交通と電力。交通と電力側も多地点での効率的復旧には携帯電話が重要という現代。ネットワーク化が進みインフラ同士が複雑に依存しているのに、互いの復旧を前提に、再開見通しを個別に考えたのが予想が狂った一因ではないかと思う。

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