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記者のこだわり

職務質問は拒否できないのか 「執拗な職質で転倒事故」と裁判も 

職務質問で転倒事故を起こしたとして裁判を起こした男性=東京都内で2019年7月5日午後1時ごろ、蒔田備憲撮影

 「ちょっと、いいですか」。街中でふと警察官から声を掛けられた経験はあるだろうか。警察官が法律に基づいて行う職務質問(職質)に関し「違法な職質で自転車の走行を妨げられ、転倒事故を起こした」として警視庁を管轄する東京都を相手に損害賠償を求めて提訴した男性がいる。男性の裁判を取材し、職務質問について考えてみた。【東京社会部・蒔田備憲】

 男性は都内在住の40代の会社員。訴状によると、港区新橋の居酒屋に勤めていた2017年3月に「事故」は起きたという。店が終わって自転車で帰宅していた午前2時過ぎ、交差点で警察官から「ちょっと、お時間よろしいですか」と呼び止められた。仕事で疲れ、数時間後には再出勤して市場に仕入れに行く必要があったため「早く仮眠をとりたい」と考え、職質を断ろうと警察官に会釈し、そのまま走り去ろうとした。

 しかし、警察官は走って追いかけてきた。最初は「協力してください」と穏やかな口調だったが、徐々に語気を強め「止まれ!」「待て!」と叫んできたという。その後、追いついた警察官が自転車との距離を縮めてきたため、男性は「危ないです」と注意を促したが、警察官は両手を広げ、自転車の前に立ちはだかった。男性は「このままぶつかると公務執行妨害になる」と思い、衝突を避けようと急にハンドルを切り、転倒してしまったと…

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